糸井、42盗塁宣言「倍走ります!」公約未達成なら漫談?
阪神・糸井嘉男外野手(36)が16日、大阪市の西梅田スクエアで行われたトークショーに参加し、集まったファンを前に「来季42盗塁」を公約した。阪神では05年に60盗塁を記録した赤星憲広以来12年間、誰も到達していない40以上の数字に挑戦する。
公開トークショーで公約は定まった。司会を務めたお笑いコンビ「テンダラー」から、セ・リーグを連覇した広島に関する質問を受けた時だった。糸井が「強かったですね。1番からスキの無い打線とここ一番の走塁がね…」と答えると、テンダラーが「走塁と言えば糸井さんも」と水を向けた。その“振り”に対し、糸井は抜群の反射神経で反応した。
「今年はちょっと膝をケガしていたので抑え気味でしたけど、来季は(今季の)倍、走ります!」
テンダラーから「無理だったら、ここ(来年のイベント)で(お笑いコンビの)ギャロップの後に漫談してもらいます」と屈辱的!?な罰ゲームを提示されても「分かりました。公約します!」とひるまず、言い切った。それだけ自信がある。
阪神加入1年目の今季は春季キャンプ直前に痛めた右膝の影響もあって、21盗塁に終わった。公約を実現するには、42盗塁が必要となる。37歳シーズンの40盗塁以上は、かなり厳しい数字。とはいえ昨季はオリックスで53盗塁を記録してNPB史上最年長盗塁王に輝いた超人にとっては、決して不可能な数字でもない。
トークショーでは理想の肉体を「アーノルド・シュワルツェネッガー!」などと“糸井節”を炸裂させる一方で、甲子園でファンから浴びた大歓声に「感動しました」などマジメなコメントも残し、軽妙なトークで観衆を沸かせた。罰ゲームの重圧も、軽快にフットばしてくれるはずだ。
中日・大島 自主トレで7000円ホテルに泊まるワケ
中日の大島洋平外野手(32)が粋な“キャプテンシー”を発揮し、チーム内から絶賛されている。年明けに約3週間にわたり、大阪・貝塚市の日本生命グラウンドで恒例の自主トレを行うが、参加する高橋、松井佑、遠藤ら後輩選手の懐事情を考慮して、自らが宿泊ホテルのランクを下げて寝食をともにするという。
昨年までは1泊約2万円ほどの高級ホテルを利用していた。来季推定年俸1億8000万円で契約更改した大島にしてみれば、宿泊費全額負担も可能なはず。しかし「別に僕が全部出してもいいんですけど、一応、みんな給料はもらっているわけだしね。ご飯はほとんど毎回連れて行くから、せめて寝るところと交通手段だけは自分で出してもらおうと思う。荒木さんのときもそうだったから」と、今オフは後輩選手と同じ1泊7000円ほどのビジネスホテルに変更した。
大島自身も若手時代に荒木から自主トレに連れて行ってもらった際は、飛行機代や宿泊代は自己負担していた。いくら年俸が安くても、プロとしてのプライドを持てという荒木流の教えを継いだわけだ。
「今までのホテルだと下の子たちにとっては高すぎるので、僕がケータイ(サイト)で探した。(自主トレがメーンなので)みんな寝られればそれでいいんです」
これを伝え聞いた荒木は「洋平は自主トレは1人でもできるヤツなのに何人も後輩を連れて行ったりしているね。自分だけいいホテルに泊まることもできるのに自分もホテルのランク落としたり、本当にいい先輩になった。来季が楽しみ」と目を細める。こうした師匠の気配りに大島門下生は結果で応えるしかない。
大阪で自主トレしてるの初めて知りました(笑)
一般公開ってされてるんですかね??
NPBから福袋発売!!
NPB公式オンラインショップにて「2017NPB感謝福袋」の受注販売を開始しました。3万/2万/1万/5千/3千円分の福袋をラインアップ!予定販売数に達した場合は予告なく販売終了とさせていただきます。https://t.co/8JaW1Y92iS#NPB pic.twitter.com/QdZMDEhbXP
— 日本野球機構(NPB) (@npb) 2017年12月15日
どんな商品が入ってるんですかね??
オリックス連続Bクラスも福良監督を続投したワケ
<今年のオリックス~担当記者が振り返る>
連載2回目は「今年のオリックス」。シーズン序盤は好調も大型連敗が響いての4位で、3年連続Bクラスに終わった。ヘッドコーチ、監督代行を経て就任2年目の福良淳一監督(57)は、それでも来季の指揮を執ることが決定。続投の理由とは…。
ファンは皆、ひいきチームの監督だ。勝敗に一喜一憂し、采配に物申す。その光景は居酒屋にとどまらず、ネット上でも盛ん。オリックスが今季もBクラスに沈み、福良監督への風当たりは強い。中には匿名性を盾に極端な意見も。西名弘明球団社長(73)はこれらを冷静な目で見ていた。
「ネットにはいろいろ書いてあったよ。『福良辞めろ』とか、いっぱい。だけどウチは、またやってもらうという考えだったから」。率いた2年間とも負け越し。だが続投方針は変わらなかった。なぜか? 西名球団社長は監督に求める要素として「勝利」と「育成」を掲げ、今は育成による我慢の時期だと強調した。
「福良はパフォーマンスをしないし、ボソッとしてるけど、1人1人の選手をよく見ている。これだけ負けたけど、選手から不満は出ない。よく見てもらっているということで納得していたんじゃないか。人柄の部分も大きいのかな。優しいだけじゃない。きついけど、公平とかね」
球団社長の説明からは「人間力」というキーワードが浮かぶ。野村克也氏は著書「名将の条件」の中で「『この人についていきたい!』と思わせる信頼できる人物を、監督に推すべきである」と記している。
試合前。福良監督は打撃ケージ裏にとどまらない。内外野をあちこち動き、声をかける。目配り、気配りは選手との信頼関係を生んでいる。指導者以外にスカウトも4年間経験。苦労を多く知るだけに、自然と選手に目線を合わせる。
幼少期は病気がちで、小3まで激しい運動ができなかった。高校卒業後は某社会人チームのテストに不合格。プロ入団後は猛練習で正二塁手をつかみ、選手終盤には故障と闘った。本塁クロスプレーで捕手と衝突して右膝の後十字靱帯(じんたい)を損傷。装具をつけ、鎮痛剤を1日4錠も飲んで強行出場した。今も右足は膝下がへこみ、階段を下りるのに四苦八苦する。
15年9月某日。自宅近くの理髪店で髪を黒く染めていた。2カ月に1度は訪問する。「でないと真っ白。頭を使いすぎたかな」。日本ハムのヘッドコーチ時代、当時の梨田監督から「知恵袋」と称賛された男は冗談めかして笑った。この時、球団から電話。監督昇格を告げられた。祝福にも笑顔なく「めでたいんかな。大変や」と漏らした。自身が現役だった96年を最後に優勝から遠ざかる。険しい道のりを覚悟していた。
宮内義彦オーナー(82)も球団の続投判断に同意する。「すべての欠陥、負けが監督のせいだとは全然思わない。こうして2年間苦しんだチームを飛躍させるのは福良監督だというのが私どもの考えです」。今世紀初頭から指揮官はめまぐるしく代わった。今は中長期的な視点。生え抜き監督の人間力を信じて再建を託す。土を耕し、種をまいて育てる。そして就任3年目。花を咲かせてくれると信じている。【大池和幸】
福良監督には来年こそAクラス、優勝目指してほしいなと思います。
来年はマジで上位狙えると思うので楽しみです。
去就注目のイチロー 張本勲氏の「戻るな」発言に古巣困惑
マーリンズからFAとなったイチロー外野手(44)が今オフも古巣のほっともっとフィールド神戸で自主トレを続けている。
先月からスタッフとグラウンドでフリー打撃などをこなし、数日前にはイチローを師と慕うマーリンズの元同僚のジャスティン・ボーア内野手(29)が来日し、自主トレに参加した。去就は未定ながら調整に余念がないイチローだが、今回ばかりは年齢的な部分、激減する出場機会を考えれば移籍先との交渉難航が予想され、長期化すればするほどオリックス復帰の可能性も出てくる。
そこに水を差したのが「喝!」「あっぱれ!」でおなじみの球界OBの張本勲氏(77)。先日のテレビ番組で張本氏は「イチローには戻ってほしくはないわね、もう」「(日米を)行ったり来たりね…芝居の幽霊じゃない」「(日本では)やってもらいたくない。荒らされますよ、日本プロ野球界が。考えてもらわないと」などと否定的に話した。大谷のメジャー流出でスター不在が懸念されるなか、イチローの復帰はオリックスのみならず、日本球界の願いでもあるはず。辛口提言の張本氏もイチローに関してはこれまで好意的な発言を繰り返していただけに、オリックス関係者も首をひねるばかりだ。
「日本復帰はウチだけの思いではない。なぜあんなこと言うのか。ご意見番だからテレビ的に言ったのか」「ピークを過ぎた選手に戻ってきてほしくないんだろう。でも日本球界が盛り上がるのは間違いないし、特に話題のないウチにはイチローは必要なのに」。中には「メジャーでキャリアを積んだ選手が復帰したら日本式の野球がおかしくなると思っているんだろう」と推察する声もあるが…。古巣関係者は穏やかではない。
オリックスファンとして、イチローが戻ってきてくれたらだいぶ嬉しいですけどね。
張本勲のコメントは毎回不快に感じます。
楽天 2人目のオコエ獲り 今季3A24発、来週中にも合意へ
アッと驚く「オコエ」獲りだ!楽天がドジャース傘下3Aオクラホマシティーのオコエ・ディクソン外野手(27)の獲得に動いていることが14日、分かった。
早ければ来週中にも合意に達する。今年9月に左肩を亜脱臼した影響もあって、来季の開幕には間に合わない見込みだが、強打の右打者として優勝するための「ピース」となる。
決してギャグではない。東日本大震災で大きな被害を受けた東北全土に勇気と歓喜を与えた13年の日本一から4年。来季、5年ぶりの優勝を奪還するため、楽天が2人目の「オコエ獲り」に動いていることが判明した。
「オコエ」といっても瑠偉ではない。米国出身のオコエ・ディクソンで、今年9月に念願のメジャーデビューを果たし、ジャイアンツのエース左腕バムガーナーから初安打を記録した超有望株だ。
オコエ瑠偉と同じ右投げ右打ちで、身体能力を生かしたプレーが魅力。さらに豪快な打撃フォームも似ている。9月下旬に左肩を亜脱臼して故障者リスト入りしたが、今季3Aで打率・246ながら24本塁打、76打点をマーク。昨季は3Aで打率・328を記録し、打撃3部門で高い数字を残せる能力を持つ。
楽天とは、もう一つ因縁がある。ディクソンは、今年3月にWBCに出場した侍ジャパンが米国での準決勝前に行った練習試合に出場。1点ビハインドの9回に守護神・松井裕から逆転サヨナラ二塁打を放っていた。
今季の楽天は、前半戦を首位で折り返しながら後半戦で失速して3位。大きな要因が西武・菊池に11連敗を喫するなど、左投手に苦戦したことだ。Koboパーク宮城で今季最長の153・1メートル弾を放ったペゲーロを筆頭に銀次、茂木、島内ら主力の多くが左打者。右打者のウィーラー、アマダーが来季も残留するが、層を厚くすることが今オフのテーマで、左腕キラーの大砲を獲得できれば、打線の厚みも増す。
今後は故障している左肩の状態などを慎重にチェックしクリアされれば、7人目の外国人選手として入団となる。助っ人ながら左肩の完治を優先させる方針で、復帰は来季途中の見込みだが、ディクソンは27歳と若く、球団は複数年契約も視野に入れている。
◆オコエ・ディクソン 1990年2月9日、カリフォルニア州サンフランシスコ生まれの27歳。11年ドラフト12巡目でドジャース入りし、今年9月2日のパドレス戦でメジャーデビュー。メジャー通算7試合で7打数1安打の打率・143、0本塁打、0打点。今季3Aでは116試合で打率・246、24本塁打、76打点を挙げるなど、マイナー通算117本塁打を記録している。1メートル80、99キロ。右投げ右打ち。